「感性」芸術さらに「6の感性」へと覚醒されていきます。

「四諦」の新解釈

中論 ナーガールジュナ著 西嶋和夫訳 金沢文庫 サンスクリット語からの直接日本語訳により、新たな解釈が生まれました。(左図)
「中論」では、人間には視・聴・嗅・味・触の五感を超えた6番目の感覚器官が有るといいます。いわゆる「第六感」と区別するために「6の感性」と名付けました。
「四諦」(人生に関する四つの真理)の新解釈は、
1.知性や意志では「どうにもならないこと」がある〔苦諦〕
2.その原因は、本能的な欲望への執着である〔集諦〕
3,欲望から離れ、「6の感性」に目覚め〔滅諦〕 、
4.大宇宙を主宰するダールマを感受する〔道諦〕。

「6の感性」の覚醒方法

古今和歌集 佐伯梅友校注 岩波文庫 1.芸術「感性」だけで感じるよう努力すること。
これで欲望への妄執から解放され、感性が洗練されていきます。紀貫之(868?〜945?)の「古今集仮名序」に、和歌は、天地を動かし、鬼神をもあはれと思はせ、男女のなかもやはらげ、武士の心をなぐさむる、とあります。
2.神社・仏閣「感性」だけで感じるよう努力すること。
例えば、伊勢神宮、出雲大社、高野山、榛名山などは強烈です。密教の「曼荼羅」も威力があります。
※これは宗教ではありません。信心がなくても訓練すれば誰でも覚醒するからです。

イエスの「愛」

イエスは仏教徒だった? E.R.グルーバー・H.ケルステン著 市川裕・小堀馨子監修解説 岩坂彰訳 角川書店

イエス(Jesus4BC?〜28AD)によると大切な戒めは、
1.「感性を尽くし、霊魂を尽くし、知性を尽くして、神をせよ」"Love the Lode your God with all your hart,with all your soul,with all your mind."
2.「隣人を自身のようにせよ」「敵をせよ」
3.「姦淫するな」「戒めを守れ」
4.「(神は)賢い者や知恵のあるものには隠して」
これらは、順番は違うが「四諦」と同じ内容です。
イエスはヘレニズム文化によりブッダの影響を受けたといわれます。(左図)

「愛」は「6の感性」

結局、イエスの「愛」はナーガールジュナの「6の感性」なのである。

現代まで2,000年間も理解を困難にしていた理由は、抽象的で論理的なインドヨーロッパ語が「感性」について分析的に論じてきたためです。
「6の感性」の解釈は、「鬼神をもあはれと思はせる」ような感性的な日本語が適していると考えられます。