「どうにもならない悩み」の詳細
「どうにもならない悩み」とは仏教用語です。
仏教は、 ブッダにより始められましたが伝説の人です。
現代にまで伝えられている教説は、大きく2系統に分かれています。
@上座部(小乗仏教):分派を繰り返し、統一見解を持っていません。
A大乗仏教: ナーガールジュナにより統一され、日本にも伝わりました。
「どうにもならない悩み」の意味
サンスクリット語「」(duHkha、ドウクハ)から日本語への私の訳です。
伝統的な 鳩摩羅什(クマラジュウ)の漢訳(中国語訳)は「」(く)です。

私の訳の「四つの真理」とは漢訳で「四諦」(したい)
@苦諦:人生は「」(どうにもならない悩み)である。
A集諦:「苦」の原因は 「無常と執着」(欲望)にある。
B滅諦:「苦」を滅した境地が「悟り」しあわせ)である。
Cその 「悟り」に至る方法は「八正道」しあわせになる方法)。
私の訳の「四つの体の悩み」 とは漢訳の「四苦
四苦は、四文字熟語「四苦八苦」の「四苦」に当たり、
漢訳では「生」「老」「病」「死」です。
因みに、「八苦」は「四苦」のほかに、
@愛別離(あいべつり):愛する者と別れる悩み。
A怨憎会(おんぞうえ):怨み憎む者に会う悩み。
B求不得(ぐふとく):求めるものが得られないという悩み。
C五陰盛(ごおんじよう):その他の心身から生ずる悩み。
「本能的な欲望」を戒める五戒とは
仏教の 「五戒」(残虐性、物欲、性欲、 虚言、飲酒を禁じる戒め)は、
ヘレニズム文化によって西方に伝わり、
キリスト教やイスラム教の教義として世界の道徳の基になったのです。
 「五戒」こそは人類2,500年の知恵の集積なのです。
しかし現代はこれが軽んじられ、不幸な状態に陥っています。